トップページ > よくある質問

よくある質問

がん検診被ばく線量について

検診を含む医療被ばくについて

病院でのX線検査は、病気を持っている方が対象ですので、放射線被ばくの影響よりも検査によって得られる情報のほうがはるかに有益という前提のもとで行われています。そのためICRP(国際放射線防護委員会)では医療被ばくの限度を定めていません。
一方、検診は健康な方が対象ですので、放射線被ばくができるだけ少なくなるよう配慮されています。当センターでは、更に被ばくが少なくなるよう撮影条件の設定を行っています。

東京都がん検診センターでの検査による被ばく線量(平均的な線量)

放射線の量を示す単位はmGy(ミリグレイ)やmSv(ミリシーベルト)がありますが、放射線の身体への影響を考える場合にはmSv(ミリシーベルト)が用いられます。

東京都がん検診センターの被ばく線量 肺がん検診(胸部X線撮影)での肺の被ばく0.05mSv 乳がん検診(マンモグラフィー)での乳房の被ばく 1方向  0.06mSv 乳がん検診(マンモグラフィー)での乳房の被ばく 2方向  0.12mSv 低線量CT肺がん検診(胸部)  1.5mSv 胃がん検診(胃バリウム撮影)での胃の被ばく  3.9mSv精密検診・一般外来でのCT(胸部) 6.5mSv精密検診・一般外来でのCT(腹部) 10.0mSv (参考) 飛行機(東京ニューヨーク間)0.2mSv 自然放射線 1.5mSv(1年)(図)

ガイドライン値との比較

ICRP(国際放射線防護委員会)では医療被ばくの限度が定められていませんが、各種の機関より撮影線量のガイドライン値が定められており、その値より下回っていれば安全といえます。

日本放射線技師会ガイドライン値と当センター撮影線量の比較
撮影種類 ガイドライン値(mGy) 当センター(mGy) 判定
胸部X線2方向
(入射表面線量)
1.1 0.42
胃バリウム検査
(入射表面線量)
50 32.5
マンモグラフィー1方向
(平均乳腺線量)
2 1.2

注)上記の被ばく線量mSvとは異なり吸収線量mGy

監修 首都大学東京健康福祉学部放射線学科長 福士政広

参考文献

  1. 高橋希之:何か心配ですか?医療被曝
  2. 野村貴美、生田優子・他:放射線・アイソトープを取り扱う前に
  3. 患者被曝説明マニュアル(都立病院放射線技師長会被曝線量検討部会)

トップに戻る