大腸がんの正しい知識
「大腸がん」から身を守るために、年1回の便潜血検査を受けましょう。
便潜血陽性の場合、必ず精密検査を受けることが重要です。
大腸がんになる人はどのくらいですか?
日本では、食生活の欧米化などにより、大腸がんになる人も、大腸がんで命を落とす人も、ともに増加しており、定期検診(便潜血検査)を受けることが重要です。
便潜血検査は有効ですか?
便潜血検査は、検診方法の中でも最も簡単な検査ですが、平成15年、16年に厚生労働省が「がん検診の有効性評価」を行い、「死亡率減少効果があるとする十分な根拠がある」と最も高い評価をしています。便潜血が陽性となった場合は、必ず精密検査を受けることが大切です。
精密検査とは?
大腸内視鏡検査と注腸]線検査があります。検査前に洗腸液を飲み、便を洗い流して腸管内をきれいにしておく必要があります。
「ポリープ」=「がん」ですか?
ポリープとは、隆起したものの総称であり、良性で切除の必要性がないものも含まれます。
早期発見のメリットは?
]線機器・内視鏡機器、内視鏡治療方法の多くは、日本で開発されたものです。わが国の画像診断は世界のトップレベルです。診断技術だけでなく、治療方法も進歩し、早期発見によって身体的ストレスの少ない内視鏡治療や腹腔鏡下手術で完全に治すことができます。
大腸がんの
主な治療方法
進行度にあわせて適切な治療法を選択します。
(1) 内視鏡治療
(内視鏡で病変部位だけを切除)
- 内視鏡的ポリープ切除術
- 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
- 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
(2) 外科的治療
(リンパ節を含めて病変部の腸管を切除)
- 腹腔鏡下手術
- 開腹手術
(3) 化学療法
大腸がんの治癒率は?
早期大腸がんは、ほぼ100%治ります。進行がんであっても、遠隔転移がなければ80%以上治ります。したがって、症状が出る前に検査を受けることが大切で、便潜血検査を 受けて陽性ならば精密検査を受けることが重要です。