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放射線科の紹介

はじめに

 放射線科は、検診車業務・施設内業務・人材育成研修事業の三本柱に沿って取り組みを行っております。

 検診車業務は、胃がん検診車3台、肺がん検診車及びマンモグラフィ検診車各1台をフル稼動し、市町村の検診会場で検診を行っています。

 施設内業務は、胃がん・肺がん・乳がんの一時検診を行うとともに、各種精密検査や日帰りドックなども積極的に実施しております。

 人材育成研修事業では、近隣に限らず地方からの医師や放射線技師の方から厚い信頼を受けており、定例の集団講習会、個人的に受講される個別研修などの受け入れをスタッフ一同万全な体制で実施しております。

胃がん検診

胃部検診車の写真 当センターの胃がん検診では、高濃度低粘性バリウム造影剤を使用し、日本消化器がん検診学会が推奨する基準撮影法を採用しています。撮影時間は一人4〜5分、一時間当たり12〜14名を目安とし、個々の受診者に合わせた丁寧な撮影を心掛けています。
 放射線科では、より精度の高い検診を目指して集団検診で発見された症例の収集と検討を行っています。発見時の写真、精密写真、内視鏡写真、病理標本を比較し、検診時に病変が的確に描出されていたかどうかや撮影技術の問題点について検討することは、胃がん検診の精度を向上させるうえでとても重要です。日本消化器がん検診学会、関東甲信越地方放射線部会等からバリウム造影画像の優秀賞を授与されており、精度の高い胃がん検診を行っています。また、初級者向けに『胃がん検診X線撮影従事者講習会』の開催や医師や技師の育成を行う個別研修など、撮影技術を広めるための研修を行っています。

検査風景の写真

乳がん検診

マンモ検診車 放射線科では乳がん検診のためのマンモグラフィ撮影を行っています。マンモグラフィは、非常に高度な撮影技術と精度管理を要するため、撮影技術や接遇に関して日々職員同士で研鑽しています。
 初めて撮影される受診者の不安を少しでも軽減できるように、待合廊下には撮影の様子を知ることができるビデオを流し、より受診者に優しい撮影を心がけています。
 平成23年1月からデジタルマンモグラフィ検診車(FPD搭載)を導入しました。デジタル画像は、撮影した画像の濃度を自由に変えることができるため、細部にわたり画像分析が可能です。また、初級者向けに撮影および管理技術を広める研修会の開催や個別研修を随時受け付けています。

検査風景の写真

当センターの乳がん検診では、次の3つの要件を満たしています。

  1. 乳腺撮影装置は、日本医学放射線学会の定める仕様基準を満たし、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会の厳しい審査に合格し、マンモグラフィ検診施設画像認定を受けています。
  2. 乳腺外科の専門医が読影・診断いたします。
  3. マンモグラフィ検診精度管理中央委員会の講習会を修了して認定を受けた診療放射線技師が撮影します。

〈今話題のマンモグラフィについて〉
〜安心してマンモグラフィ検診を受けていただくために〜

マンモグラフィとは

乳房のエックス線撮影のことをマンモグラフィといいます。マンモグラフィは、胸部エックス線検査などと原理はまったく同じで、乳房にエックス線を照射し、そのエックス線の吸収の差を画像として写し出すものです。しかし、乳房は全体が柔らかい組織でX線吸収差が少ない(乳腺組織・血管・脂肪など)ため、診断しやすいエックス線写真を撮るためには、専用のエックス線装置を使い、厳しい精度管理と正しい撮影を行う必要があります。

マンモグラフィでこんなことがわかります

乳房にできる病気には良性のものと悪性のもの(いわゆる乳がん)がありますが、マンモグラフィでは、どちらの病気も見つけることができます。また、しこりが触れる場合に写真からそれがどういうものかを判断し、しこりとして触れないごく初期の乳がんを見つけることもできます。 しかし、乳腺の多い方(若い方に多いです)は病気が乳腺に隠れてしまう事もあるので、超音波検査を併用する事をお勧めします。

マンモグラフィでの検診はこのようにします

透明な板で乳房を挟んで均一に押しながら撮影します。 基本的には左右の乳房を2方向ずつ、計4方向撮影しますが、必要に応じて追加撮影を行うときもあります。

圧迫の必要性

マンモグラフィでは撮影の際に、透明な板で乳房を挟んで強く押さえ圧迫します。圧迫することにより、より小さい病気が写りやすくなると同時に被ばく線量が少なくなり、動きによるボケも防止できます。良いマンモグラフィを得るためには、圧迫はどうしても必要ですが、人によって又は体調によっては痛みを伴う事があります。どうしても我慢できない場合は申し出てください。

被ばくについて

マンモグラフィはX線検査ですので放射線被ばくがあります。1回の撮影で乳房が受ける(吸収する)放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときに浴びる自然放射線(宇宙線)の量の半分程度といわれています。また、乳房だけの部分的なものなので放射線による発がんや白血病などの心配はありません。

→当センターがん検診被ばく線量について

他にご不明な点がありましたら、撮影を担当する診療放射線技師にお尋ねください。

肺がん検診

 肺がん検診は、検診車および施設内ともにフラットパネル(FPD)装置を用いて胸部撮影を行っています。

検査風景の写真

 当科では、16列マルチスライスCTを導入し、10秒程度の息止めで全肺野(30cm)を撮影することができるようになり、治癒可能な早期肺がんの発見に努めています。
マルチスライスCTを用いることにより、高精度な臨床画像が得られ、より有効な肺がん検診が可能です。

CTを用いた肺がんの発見率は非常に高いことが証明されています。今後は、CTを活用した肺がん検診を充実させ、肺がんの早期発見に寄与することを目指しています。

検査風景の写真

医療機器

 各検査に使用している医療機器は、次の通りです。

  • 胃部検診車3台(デジタル車)
  • 胸部検診車1台(デジタル車)
  • マンモグラフィ検診車1台(デジタル車)
  • X線TV装置4台
    • デジタル(Cアーム)
    • デジタル(集団検診用)
    • アナログ
    • アナログ(リング型)
  • 16列マルチスライスCT装置1台
  • デジタルマンモグラフィ装置3台(CR1台・FPD2台)
  • マンモトーム装置1台
  • 一般撮影装置(フラットパネル:FPD)1台

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